化学・バイオ工学科について
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化学・バイオ工学科の沿革
我が国のめざましい産業の発展に伴い、優秀な技術者の育成を目的として、国立平工業高等専門学校が昭和37年(1962年)に設置されました。その後、昭和42年(1967年)に国立福島工業高等専門学校と改称され現在に至っています。わたしたちはこれまでに、各分野で活躍する2,017名の卒業生を社会に送り出しています。
化学・バイオ工学科は、本校設立と同時に発足した工業化学科、平成8年(1996年)に工業化学科を発展的に改組した物質工学科を前身として、平成29年(2017年)4月に発足しました。
令和2年(2020年)度に物質工学科の最終卒業生(20期)が卒業し、令和3年(2021年)度は化学・バイオ工学科第1回生が卒業しました。現在もこれまでと変わらず化学を中心とする各分野で活躍できる人材の育成に励んでいます。
1962年 昭和37年4月 国立学校設置法の一部を改正する法律の施行により、平工業高等専門学校が設置され工業化学科など3学科が開設された。
1967年 昭和42年3月 自治体名の変更に伴い、学校名称を平工業高等専門学校から福島工業高等専門学校に改称した。
1996年 平成8年4月 工業化学科を物質工学科に改組。物質工学科第1期生が入学した。
2004年 平成16年4月 独立行政法人国立高等専門学校機構が発足。専攻科を設置し、物質・環境システム工学専攻第1期生が入学した。
2015年 平成27年4月 専攻科を改組し、産業技術システム工学専攻化学・バイオ工学コースが発足した。
2017年 平成29年4月 物質工学科を化学・バイオ工学科に改組。化学・バイオ工学科第1期生が入学した。
2021年 令和3年3月 物質工学科の最終卒業生(20期)が卒業した。
2022年 令和4年3月 化学・バイオ工学科第1回生が卒業した。
養成する人物像
工学系学科の準学士課程(本科)および専攻科工学系専攻で養成する人物像
【工学系学科・専攻】
1.十分な基礎学力の上に専門知識を修得し、知識創造の時代に柔軟に対応できるエンジニア
2.イノベーションに即応するために、問題解決のみならず課題探究できるエンジニア
3.モノづくりと環境保全の調和に配慮し、持続可能な社会の発展に貢献できるエンジニア
4.あらゆる物事に関心を持ち、深く探究する人
5.グローバルなコミュニケーション能力を備え、ビジネス系の知識も獲得した実践的エンジニア
【化学・バイオ工学科の人材の養成に関する目的】
持続可能な社会を実現するために、物理化学、無機化学、分析化学、有機化学、生物化学、化学工学などの専門分野の基礎知識を身につけ、化学製品、材料、食品など物質など物質生産の分野において幅広く活躍できる化学技術者の育成
【専攻科化学・バイオ工学コースの人材の養成に関する目的】
応用化学分野・生命工学分野及びそれらの関連分野の教育・研究を行う。化学・バイオ工学科(準学士課程)専門分野の基礎学力をさらに充実させたうえで、その専門性を高める。さらに、現代の応用化学分野・生命工学分野及びそれらの関連分野における先端技術やその動向に柔軟に対応できる人材の養成を目指す。
化学・バイオ工学科のアドミッションポリシー(入学者受入方針)
準学士課程(本科)の望ましい学生像
【全学科】
1.創造的な「モノづくり」に強い興味を持っている人
2.基礎的学習内容を十分に理解し、自ら学ぼうとする人
3.自ら目標を立て、達成に向けて粘り強く努力する人
4.あらゆる物事に関心を持ち、深く探究する人
5.しっかりしたモラルを持ち、まわりの人たちを尊重する人
【化学・バイオ工学科】
①化学やバイオテクノロジーの知識と技術を身につけて、将来、その技術者として地域・社会に貢献したい人
②地球に優しい化学技術や新素材をつくり、環境問題の解決、持続可能な社会の構築を 目指したい人
③学んだ化学バイオ技術を、農林水産資源の生産・管理や有効活用に役立てたいと考える人
専攻科課程の望ましい学生像
【全専攻】
1.専門の知識と基礎技術を有し、より高度な実践的かつ創造的技術を修得する意欲のある人
2.工学と経営の融合した分野に強い興味を持っている人
3.職業人としての倫理観を身につけ、専門分野で地域及び社会の発展に貢献したい人
【産業技術システム工学専攻 化学・バイオ工学コース】
①応用化学分野・生命工学分野及びそれらの関連分野の学修と研究に打ち込み、先端技術に柔軟に対応できる知識とスキルを修得したい人
②工学を修める者としての確かな倫理観を持ち、工学の発展及び地域・社会の環境改善に貢献したい人